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国際ガラス年特別企画展
「ガラスの正体」 AGC横浜テクニカルセンター

2022年4月4日からAGC横浜テクニカルセンターにて開催されている国際ガラス年特別企画展「ガラスの正体」を訪問しました。

本企画展は,国際ガラス年を産業界,学会,工芸の分野をはじめ,ガラスに関連する全ての人々で祝福するとともに,6つの視点からガラスを紐解き,ガラスの魅力や可能性など,新たな気付きを語りあうことを目的として開催される,とのことです。

エントランスと展示風景

AGC横浜テクニカルセンターにあるAGC OPEN SQUARE 内に以下の6つのコーナーが設けられ,それぞれのテーマに則した展示が行われています。

01 ガラスとは小さな地球である。
02 ガラスとは祈りである。
03 ガラスとは物語である。
04 ガラスとは曖昧な境界である。
05 ガラスとは未来の兆しである。
06 ガラスとは夢である。

01 ガラスとは小さな地球である。
モロッコの砂とそれを用いて作られたオブジェ

01コーナーではガラスの原料に着目され,国内だけでなく,世界各地の砂やその砂を用いて作られたガラスのオブジェが,02コーナーではガラスの歴史に着目され,各時代を代表するガラス製品の貴重な実物が展示されています。

02 ガラスとは祈りである。
歴史的に貴重なガラス製品

各コーナーには展示だけでなく,見学者が実験や体験が行える機器や設備も展示されており,化学強化ガラスに鋼球を落下させて高強度をデモンストレーションする装置やVRを用いて最新の自動車用ガラスの機能を説明する設備などもありました。

03 ガラスとは物語である。
化学強化ガラスの落球試験機

常設展示には1900年代初頭に日本で初めて板ガラスの製造を成功させた手吹き円筒法の説明パネルと円筒の実物が展示されており,当時の職人さんの高い技術を感じることのできる貴重な展示を見ることができました。

当初の会期は9月2日までの予定でしたが,好評につき2022年12月20日まで延長されるとのことですので,ガラスに興味のある方は訪れて見られてはいかがでしょうか?

(理・芸・地域社会融合分科会・山崎)

円筒法によって作られたガラス

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