1. HOME
  2. ブログ
  3. ニューガラスフォーラムIYOG2022国際ガラス年特別講演会~異業種・異分野から見たガラスの可能性-ガラスを用いた次世代材料と製品-~

ニューガラスフォーラム
IYOG2022国際ガラス年特別講演会
~異業種・異分野から見たガラスの可能性-ガラスを用いた次世代材料と製品-~

10月19日(水)にニューガラスフォーラムの第147回若手懇談会にてIYOG国際ガラス年特別講演会がリモート開催された。はじめに若手懇談会会長のAGCテクノグラス山口剛氏から,本講演会は国際ガラス年IYOG日本実行委員会とのコラボ企画として開催される旨,紹介があり,基礎講演1件,応用講演2件がスタートした。

まず基礎講演として株式会社オハラの小笠和仁氏から「ガラスを用いた全固体2次電池向け固体電解質の開発」についてご講演があった。NASICON型結晶のLiイオン伝導性を利用したLICGCTMガラスセラミックスの特性,構造,開発されたデバイス構造についてのデータを交えたご講演で,また,固体電解質を構成させるための焼結助剤に活用可能な低軟化点リチウムイオン伝導ガラスやその開発課題,アモルファス状原料を用いた性能改良法についてもご講演された。

NTT先端集積デバイス研究所の橋本俊和氏からは,光ネットワークに使われているガラスや光回路技術の解説を導入に,橋本氏がご研究の平面光波回路(PLC)技術を用いたRGB合波器(RGBカプラ)の制作と,スマートグラス(投影デバイス)の開発,今後のガラスに関わる課題についてご講演された。動画にてスマートグラスのデモンストレーションもご披露いただき,大変印象的なご講演であった。

最後に,ヤマハ発動機株式会社の近藤拓氏から自社で開発・製造されているFRP(繊維強化プラスチック)について,その基礎と実用例,そして,原料として使われている繊維と樹脂のそれぞれの種類と役割,構造についてご説明いただき,動画とともにガラス繊維が使われている製造過程をご紹介された。カーボンニュートラルに向けたガラス繊維のリサイクル手法として熱分解などを使用した時のガラス繊維に求められる課題など,示唆に富むご講演であった。

関連記事